大会ルールについて
五色百人一首大会の公式ルールとなります。
各地域の大会によってルールが変動する場合がありますので、詳しくは、各大会の詳細ページをご覧ください。
エントリー
- 各支部が設定した申し込み方法を確認し、自分の出場したい色を指定して申し込みます。
- 保護者、もしくはそれに代わる成人引率者の氏名、連絡先を確認できた場合、正式に出場とします。
- 正式な申し込みが完了したことを、本人、もしくは引率者に連絡します。
試合要領
- 1対1の対戦を原則とします。
- 同じ色にエントリーしている参加者を、4人1ブロックを原則として組みます。
- その際、
1)学年が同じであり、
2)学校が異なる
者同士が組んでいくことを原則とします。 - 参加者には「青1」「赤2」などの番号をつけ、試合場にはブロック名を表示します。
- 選手番号は、パンフレットに明記し、受付時にも各参加者に連絡します。
- 参加者は、審判によってコールされたブロック名に移動します。
予選
- 読み手は色ごとに1人、審判は2試合に1人がつくことを基本とします。
- 予選は4人組の総当たり戦で全員が3試合を行います。
- 各ブロックの参加者の順位を決定します。
順位は、以下の基準で決定します。
- 各ブロックで最も勝ち数の多い1人が決勝に進む権利を得ます。
- 勝ち数が同じ者が複数いた場合は、予選で直接対決したときの勝者が決勝進出の権利を得ます。
- 引き分けルールを採用している大会では、この両者が引き分けだった場合には、予選の3試合で取った札の合計が最も多い者を第1位とします。※この場合、「決勝の1枚」はカウントしません。
決勝戦
- 予選を3試合行った後、各ブロックで上位1名ずつが決勝戦に進むことができます。
- 決勝戦はトーナメント方式で行い、1位から3位(或いは3位4位決定戦を行ってもよい)を決めます。
- トーナメントは、予選の成績、学年は関係なく、くじ引きで決定します。ただし、決勝進出者が奇数人数の場合は、勝敗や獲得枚数によってシードを作ることがあります。
- トーナメントの組み合わせは模造紙で会場に掲示し、各色の開始時刻(集合時刻)も併せて告知します。
試合進行
- 選手が位置についたら、読み手の合図で挨拶、握手をします。
- 審判は20枚の札をあらかじめきっておき、10枚ずつに分けておきます。選手たちはジャンケンをし、勝った方が、どちらかの札を選びます。なお、山になった10枚の1番上の1枚を見て選ぶことは構いませんが、全ての札を確認することはできません。
- 両者は自分の10枚を横5枚、縦2段に並べます。自分の札は自分の方に向け、お互いに札の頭をつけるようにします(横は空けても構いません)。並べ終わったブロックは、審判が読み手に「準備完了」と片手を上げることにより報告します。
- 審判は、最後のブロックの準備完了の合図を受けた時点で、「札を覚えてください」と選手全員に告げます。この声があった後は、選手は札の位置を移動させてはいけません。
- 1分間、札の位置を覚える時間を取ります。この時間に、自分の札、相手の札にかかわらず、裏を返して札を見てもよい。(札の移動はできません。)
- 1分経過したら、読み手は序歌を読み始めます。序歌は、例えば次のようなものを読みます。百人一首に含まれていないものならばどんな和歌でも構いません。
例)
ご用意よければ 空札一枚
東海の 小島の磯の 白砂に 我泣き濡れて 蟹と戯る - 読み手は上の句と下の句を1回ずつ読みます。出札(読まれた札)が見つからないブロックがあっても、待たずに次の札を読み始めます。
- 札を取るときには「ハイ」と声を出すように指示し、取った札は選手の手元に置きます。手元の右側に置くか、左側に置くかは指定しませんが、場の札と間違わないように、裏返しにさせます。
- 両者の手が同時に札に触れた(ついた)ときにはジャンケンで素早く決めます。手が上下に重なったときは、下に手がある者が札を取ります。
- 進行中に、どちらが札を取るかわからない時やジャンケンに時間がかかる等のトラブルが起きた場合、審判はすぐに片手を上げ、読み手に一時ストップするように合図します。審判の手が上がったのを確認した読み手は、読み上げをストップします。審判は、トラブルが終了した時点で手を下ろし、それを確認したら、読み手は、読み上げを再開します。
- 選手は、札を取るとき以外、手のひらを自分の体のどこか(普通は膝か腿)につけておきます。手をかざしながら札を探してはいけません。審判が注意をしても繰り返すようならば、相手選手の邪魔になったとして、お手つきとして扱うこともあります。
- 試合中、場の札の枚数が減った場合にも、札の場所を覚えて試合をしているので、空いたスペースに、札を移動させてはいけません。
- 次の札を読み始めたら、それ以前の札を取ることはできません。
- 試合中(1枚の勝負がついて、読み手がまだその札の残りの部分を読み上げている間)に、取り札の裏の上の句を見てもよい。ただし読み始めたら見てはいけない。
- 読み手は、17枚を読んだ時点で読みを終え、審判は両選手が取った札を数えます。多く札を取った方が勝ちとなります。
- 両者の取った札の枚数が同じだった場合には、審判は素早く片手を上げ、読み手に「勝負の1枚」を読み上げることを要求してください。この「勝負の1枚」は、試合で読まれなかった3枚の中から1枚を読み上げ、この札を取った者が勝者なります。また、この札でお手つきをした場合は負けとします。この1枚はあくまで「勝敗を決めるために読み上げる」札ですので「取った枚数」には含めません。
- 試合終了後、審判は速やかに取った枚数と勝敗を用紙に記録します。この作業が完了するまで、参加者はその場を動いてはいけません。
- 全ての対戦カードの記入を確認したら、読み手は「ありがとうございました」と挨拶を促し、各審判は握手、礼をさせます。使用した札が20枚揃っていることを確認し、審判は試合の終了を選手に告げます。
お手つきルール
- 間違えた札に触れたら「お手つき」とします。お手つきした選手は、自分の取った札から1枚、場に出さなければいけません。2度お手つきがあった場合は札を2枚だします。持ち札がない場合には、「1回休み」とします。
- 自分の前の10枚でも、相手の前の10枚でも、どこの札であっても、同じようにお手つきとします。
- 二人の間に「場」を作ります。お手つきの札はそこに重ねて置きます。
- 「場」の札は、次の札を取った人が1枚だけもらえます。同じ読み上げの中で、片方が間違えてお手つきをし、もう片方が正しい札を取ったとしても、場の札はもらえません。
- 「場」に2枚以上の札があった場合には、その次の札を取った人も1枚もらえることになります。
- 試合終了後に、「場」に札が置かれていることもあります。